事業報告

2020年に国内において、新型コロナウイルスによる感染症が確認されてから3年が経過し、世界的に大規模なパンデミックとなったコロナ禍が落ち着こうとしています。

公開シンポジウム2023「感染症との絶え間なき闘い〜コロナ禍を経て、パンデミックへの備え〜」では、今だからこそ、改めて新型コロナはどんなものだったのか、何をもたらしたのかを振り返るとともに、次にいつ起きるとも分からないパンデミックに向けてのワクチン開発の現状について広くお伝えし、さらに、日常生活や医療機関で問題となるウイルス、菌による感染症を取り上げ、その対策法をご紹介いたしました。

当日は、各分野の専門家5名にご登壇いただき、新型コロナウイルスの最新情報や院内感染の事例、ワクチン開発の現状、家庭用除菌剤・消毒剤の開発の現状等、テーマごとにご講演をいただきました。
また講演後は広島大学大学院医系科学研究科教授の坂口剛正様が座長を務め、「次のパンデミックに備えて」をテーマにパネルディスカッションも行いました。

■公益財団法人 大下財団 公開シンポジウム2023
「感染症との絶え間なき闘い〜コロナ禍を経て、パンデミックへの備え〜」

坂口 剛正 広島大学 大学院医系科学研究科教授
「新型コロナウイルスの流行と変異」

石井 健 東京大学 医科学研究所 感染・免疫部門 教授
「コロナ過で進むワクチン開発の破壊的イノベーション」

白戸 憲也 国立感染症研究所 ウイルス第3部第5室 室長
「RSウイルスワクチンについて」

尾家 重治 山口東京理科大学 教授
「院内感染事例とその対策」

進藤 智弘 フマキラー株式会社 応用開発研究部 主任
「一般家庭用除菌剤・消毒剤の開発」

「パネルディスカッション」

このページの先頭へ